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訪問看護ステーションポポハート

〒420-0845
静岡市葵区太田町12-6 仲野ビル4階

054-295-5512
 営業時間 (8:30‐17:30)

ポポ通信 冬号発行

ポポ通信 冬号発行

本年もどうぞよろしくお願い致します!!こんにちは、ポポ通信事業部です。

年が明け新たな1年が始まりました。去年1年間で得た多くの学び、経験を活かし、今年もご利用者様に寄り添った看護、リハビリ展開を行っていきます!!!

目次

所長挨拶 

2025年(令和7年)新年あけましておめでとうございます。
本年もご利用者様の健康の維持・増進、疾病予防、症状緩和、ご家族への支援を提供していきます。

患者さん思いの優しい職員ばかりですので、よく気がつき、楽しい会話や困りごとの相談に応じる心あたたまる支援をしていきます。
職員一同、本年も自己研鑽に励み、質の高い支援を目指していきます。

なお、新規患者さんのご依頼は、いつでも可能ですので、ご紹介のほど宜しくお願い致します。

事業所の立地は葵区の中心ですが、近隣以外でも訪問しますので、山間地を含め、ご依頼を心より、お待ち申し上げております。

在宅看護専門看護師が在籍しています。
困難事例で誰かに相談したい!というケースがありましたら、お気軽にご相談ください。

コラム(認知症症状は2種類あることをご存じですか?)

認知症は、中核症状、BPSD(周辺症状)の2種類があります。
中核症状は「ここがどこかわからない」「食事を食べたか忘れる」「話を理解できない」といった多くの認知症の方にでる症状です。

BPSDは、「うつ、妄想、幻覚、不安、徘徊、興奮、大声をだす等」のことで、性格や環境、人間関係などが関係する個人差の大きい症状です。

BPSDは、行動の裏にある理由を考えて、本人に寄り添う対応が大切です。
急かす、間違いを無理に正す、否定する対応は、症状の悪化を招く可能性があります。

心を許した人に出やすい症状のため、本人が安心感を持てるよう、普段から本人の声に耳を傾けて関わることがポイントです。
認知症に特化したスタッフがいますので、お気軽にご相談ください。

スタッフ紹介

今月号は去年4月に入職された看護師の奥田さんです。

静岡生まれ、静岡育ちの奥田紫苑です!
静岡東高→静岡県立大学を卒業し、看護師になりました。その他、保健師と養護教諭の資格も所有。卒業後は、静岡県立こども病院のNICU/GCUで5年間勤務。

病院時代は、主にディベロップメンタルケアやグリーフケアの勉強をしてきました。その後『おうちで過ごすこどもたちの力になりたい!』『ちょっと成人も勉強しよう』と思い、訪問看護の世界に来て約2年。ここでは、小児の受け入れを進めたり、遺族会を立ち上げたりと活動してきました。

そして現在は、HPS(ホスピタル・プレイ・スペシャリスト)の資格取得のため、再び県大に通学しながら働く日々です!
HPS取得後は、こどもへの支援をさらに充実させていく所存ですので、小児の依頼をぜひお待ちしています!

【特別号】ポポハート利用者様の作った詩「あっ、できたよ~」

今回から特別号として、ポポハートの利用者様の作った詩「あっ、できたよ~」を載せていきます!
こちらの利用者様は、夫婦共に精神疾患を抱えながら、共に暮らし支え合って生きています。
ここまでくるには長い年月がありました。
その想いを詩にし、皆様に知ってもらうために不定期で発信していきますので、ぜひご一読ください。

あっ、できたよ〜 第1号

あっ、どうしたの?
あっ、今わかったよ、ごめんなさい
あっ、やっとできるようになったね
あっ、いつの間にか精神年齢が8歳くらいになったかな
あっ、ありがとう あっ、今行くよ あっ、待って!
あっ、お世話になります。

人は、あっ、と言って幸せを深呼吸する。
時には悲しみの深呼吸もする。
そして、うんといってその飲み込んだ幸せの種を逃がさないように心にためる。
よく言う、あ、うん、の呼吸をしながら人は生きている。と、どこかで聞いた事がある。

主人と私の間にはいろんな正直な、深呼吸がある。それは、障害、いや、あえて障壁(しょうへき) とよぼう。障壁とは見えないことの壁や、できないことの生きづらさをいう。世間的には障がい者と 呼ばれるのだろうけど…。

私達は目に見えている障壁があるわけではない。しかし、見えない障壁を心にたくさんかかえてしまった人生をそれぞれ経験し、今共に懸命に歩んでいる。二人で一人分だとしてもその喜びと幸せはここにしかない尊いことだ。
故に沢山の深呼吸をして、そう、
あっ、と、深呼吸をして、お互いに精一杯助け合って行きていることは私達の世界一の喜びである。

本当の看護の意味とは家族だと主人はいう。私がどんなに年老いても、アルツハイマーになっても、そばにいると主人はちかってくれた。
そんなに主人の私への愛は深く尊く暖かい。
彼は人一倍の悲しみの深呼吸をしたがゆえに、人一倍優しく暖かい心の持ち主だ。 そして、なにより、私を心から愛してくれていることは、私にとって世界一の幸せなことだ。

ある時の買い物、それは私達夫婦にとっては当たり前なのだが。お店にいるのは私ひとり。
そして、ラインで商品の写真を撮って家にいる主人に、”どっちがいい?”
と文字を打つ。主人は家で、”あっ、そっちの緑の洗剤は安いね、一つくださいな!”
と、ラインの返事がかえってくる。

すかさず私は洗剤を、”あっ、こっちね。”と、ラインしながら左手で深呼吸して買い物かごに入れる。
一見不思議な夫婦の買い物のやり方だが、心の障壁のために人混みが苦手な主人との買い物はたいていこんな感じだった。
ある日このことを、人に話した。
そしたら、その方は私は彼とそんな会話しながら暖かい買い物したことない!と、頬を濡らした。
 一見不自由な主人のPTSDによる人混みへの障壁はこうして私たちは工夫して乗り切っている。

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